■グループの形成時期
グループは、玉浦地区で、土木・建築関連を営む事業者の集まりであり、50年程度前の先代からのお付き合い
になります。「玉浦地区土木・建築関連グループ」の名前で集結し、東日本大震災後には、お互いに励ましな
がら、復旧し、6年目を迎えることに成りました。
■グループの特徴と構成員
玉浦地区とは、岩沼市の沿岸沿いにあり、特に津波の被害に曝された地区になります。「玉浦地区土木・建築
関連グループ」は、住宅建設のグループとして、主に建設設計を得意とする(株)吉田建設、住宅基礎・道路
建設を得意とする(株)森商事、沿岸地区の造園を得意とする(株)岩沼造園土木、給水設備を得意とする相
原水道工業所が、中心となり、地域開発を行い、地元住民サービスに貢献しております。更にこの4社を物流
面から支える建材運送を得意としている(株)興隆運輸が参加して、グループ全体を形成しております。
グループの概要
「玉浦地区土木・建築関連グループ」は「その土地を知り、伝承された工法を守り、自然災害から学んだ知識を新たな工法として後世に伝承する」ことを約束し、100年を理想の住宅として建設しております。
グループの大きな目標である「地域のお客様の住環境の整備」に貢献し、地域づくり、街づくりに参加し、グループと共に被災地域の復興と、コミュニティの再生に大きく貢献し、産業活力の復活に重要な役割を担っていきます。
日頃から大雨などの災害時には地域から要請を受けて待機し、実際に災害が発生した際には、河川などの堤防の維持、大雪では除雪などを行っており、このような災害復旧は、すぐに駆けつけることができる地元の企業だからこそ可能なことです。
2011年3月11日に発生した東日本大震災において、東北沿岸部を襲った津波は、玉浦地区全域に達し、甚大な被害をもたらしました。今回の大震災の経験を踏まえ、グループでは、各種共同事業を実施することにより、玉浦地区はもとより、宮城県の復旧・復興に貢献できることと考えております。 更に、「産業活力の復活」「被災地域の復興」「コミュニティの再生」 「雇用の維持」に努めたいとの思いです。
玉浦地区土木・建築関連グループ代表 森 通匡(株式会社 森商事)